下りのコース
下りだけ歩く伊豆山の参道|タクシーで本殿近くへ上がり、海へ向かって下る一日
タクシーで本殿近くまで上がり、参拝のあと下りだけを歩く。上りに不安がある人に合う、伊豆山の参道の歩き方を、区間と段取りで紹介します。
伊豆山の参道を、石段の上りなしで楽しむ方法があります。タクシーで本殿近くまで上がり、参拝を済ませてから、海に向かって下りだけを歩く形です。123TOURSでも、コースの一つとして相談できます。本殿から参道の宿の前までが492段、宿から走り湯までが345段で、本殿から走り湯までは837段です。この記事では、下りだけを歩くメリット、区間の分け方、段取り、足元の注意点を順にまとめます。
下りだけ歩くメリット
上りが不安な人にとって、下りだけのコースは心強い選択です。メリットを三つにまとめます。
- 景色が前に広がる:下りは視線が海へ向かうので、参道が海に向かって開けていることを実感できる。
- 参拝を先に済ませられる:疲れていないうちに、ゆっくり手を合わせられる。
- 歩く量を調整しやすい:492段で止める、宿の前から走り湯まで続けるなど、歩きながら決められる。
反対に、下りは膝や足首に負担を感じる人もいます。足に自信がない方は、申込のときに知らせてください。492段のみ、途中までなど、歩き方を一緒に相談できます。
下りの区間を、三つに分けて考える
| 区間 | 段数 | 見どころ |
|---|---|---|
| 本殿から宿の前まで | 492段 | 朱塗りの本殿を背に、海を正面に見ながら下る。石段の脇に結明神社(里宮)がある |
| 宿から走り湯まで | 345段 | 海辺の源泉「走り湯」へ。洞窟内の源泉を見学できる |
| 本殿から走り湯まで(通し) | 837段 | 町の成り立ちを、山から海へたどる |
492段で止めて、宿の前でひと休みしてから決める方法がおすすめです。足の様子と時間を見ながら、そのままタクシーやバスで戻るか、345段を続けて走り湯まで下りるかを選べます。
当日の段取り|朝から昼までの流れの例
- 熱海駅周辺に到着。車で来る場合は、熱海駅周辺の駐車場にとめます。宿に駐車場はなく、伊豆山神社の駐車場は大きくなく満車のこともあるためです。
- タクシーで本殿近くまで上がる。
- 境内で参拝。ご祈祷を希望する場合は、当日社務所で申し込み、受付は9時30分から14時30分です。神事の日は受けられない時間があるため、伊豆山神社へ確認します。
- 本殿から参道へ。492段を、四つの区切りに分けて下る。
- 宿の前でひと休み。ここで、続けて走り湯へ下りるか決める。
- 走り湯へ下りる場合は、見学は9時から17時なので、時刻を確認する。
- 帰りは、バスかタクシーで熱海駅方面へ。
492を4で割ると123段ずつです。123段下りるごとに立ち止まって振り返り、水分をとり、足の様子を確かめます。区切りがあると、残りの段数がつかめて、気持ちにゆとりが生まれます。
熱海駅からの移動の手配はご自身で行います。タクシーやバスでの行き方は、伊豆山ラヴの記事でご覧いただけます。ガイドと歩く回では、チーム伊豆山のメンバーが同行し、歩く時間は体力や休み方で決めます。
下りの足運びと、石段を歩く心がまえ
下りの日の心がまえは、「急がない」「欲張らない」「楽しむ」の三つです。同行者がいる場合は、いちばん歩くのがゆっくりな人に合わせて速さを決めると、全員が景色を楽しめます。休む場所は、最初から決めておくより、段の区切りで様子を見て決めるほうが、無理なく続けられます。
下りでは、足元を目で確かめながら、一段ずつ歩きます。急がず、同じ速さで進むと、バランスを保ちやすくなります。雨の日や朝露の日は、石段が滑りやすくなります。前日に天気を確認し、雨が心配なときは、日を変えるか、上だけ参る形に切り替える相談ができます。
| 確認すること | ポイント |
|---|---|
| 靴 | 歩き慣れたもの。底がすべりにくく、かかとが固定でき、紐やベルトで調整できる |
| 避けたい靴 | サンダル、ヒール、底の薄い靴、新品の靴 |
| 荷物 | 両手が空くリュックかショルダー |
| 飲み物 | 自分用を持ち、段の区切りごとに |
| 冬の小物 | 手袋と帽子、重ね着 |
| 雨の日 | 傘より雨具(上着) |
下りでは、足を置いたあと、次の一段へ移るまでに、ひと呼吸おく習慣をつけると、足元に気持ちが向きます。写真を撮るときは、立ち止まってから撮ります。境内では、神社の決まりと参拝者を優先し、写真は人の顔が写らないように撮ります。
体力と時間で選ぶ、下りの三つの終わり方
下りは、どこで終えるかを選べるのが魅力です。当日の足の様子と時刻を見ながら、三つの終わり方から決めます。
| 終わり方 | 歩く段数 | 向いている人・日 |
|---|---|---|
| 参拝だけ | 0段(上だけ参る) | 石段を使わず、境内でゆっくり過ごしたい日 |
| 宿の前まで | 492段 | 半日で参道を味わいたい人。宿の前でひと休みしてからタクシーやバスで戻る |
| 走り湯まで | 837段 | 海まで下りて、山から海への町の成り立ちを感じたい人 |
三つのどれを選んでも、参拝を先に済ませているので、その日の目的は果たせています。492段の時点で「今日はここまで」と決めるのも、立派な選択です。歩き続けるかどうかを、足と気持ちの両方に聞いて決めます。
走り湯まで下りる場合は、見学の時間が9時から17時なので、午前のうちに本殿を出ると、時間に余裕が生まれます。走り湯から熱海駅方面へ戻るときは、バスかタクシーが使えます。
途中で出会える、参道の見どころ
下りでは、上りでは見落としがちな景色にも出会えます。
- 結明神社(里宮):石段の脇にある、縁結びの神社。参拝者の邪魔にならない位置で手を合わせます。
- 逢初橋:参道ゆかりの橋。源頼朝と北条政子が逢瀬を重ねたと伝わる場所です。逢初橋のバス停から走り湯へ歩く道すじもあります。
- 参道の宿:宿の客室名は、伊豆山の地名にちなんで、HATSUSHIMA、IZUSAN、AISOMEBASHI、HASHIRIYU、No.2です。
- 走り湯:海辺の源泉。洞窟内の源泉を見学する場所で、入浴はできません。湯気が高温なので、足元と眼鏡の曇りに気をつけます。
伊豆山神社は、源頼朝と北条政子が出会い、結ばれた場所と伝わっています。物語を思い浮かべながら下ると、石段の一段ずつが、風景の一場面になります。
下りの日の申込と、前泊との組み合わせ
相談は、お問い合わせフォームかチーム伊豆山(TEAM123)のLINEから。希望日(第3希望まで)、人数、歩き方に「下りのみ」と書いて送ります。案内できる日と集合場所が、日程ごとに返信されます。料金は日程が決まったときに案内します。
前の晩に参道の宿へ泊まる場合は、朝に宿の前から492段を上る形のほかに、朝のうちに本殿近くへ上がって下りだけ歩く形も組めます。宿は全5室、全客室から海が見える素泊まりで、チェックインは15時から、チェックアウトは10時までです。空室は宿の公式予約ページで確認します。散策の申込と宿の予約は別々です。
上りが不安でも、参道は歩けます。タクシーで上がり、海へ向かって下る一日は、体の負担を抑えながら、伊豆山の朝の光や海の青さを心に残せる歩き方です。海へ向かう下りの景色を、ゆっくり味わってください。
よくある質問
タクシーで本殿近くまで行き、下りだけ歩けますか?
できます。参拝を先に済ませて、参道を海に向かって下る形で、コースの一つとして相談できます。
下りだけでも足が心配です。
申込のときに知らせてください。492段のみ、途中までなど、歩き方を一緒に相談できます。
走り湯までの下りは何段ですか?
本殿から宿の前までが492段、宿から走り湯までが345段で、本殿から走り湯までは837段です。
記事の公開日:2026年11月5日。運営:株式会社エートゥーナンバーレコード(〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山573-2)。